近日，研究院人员、文学院教师朴银姬和烟台大学人文学院教师李文哲的译著《20世纪的中国民族问题》（日文版），作为国家社会科学基金中华学术外译项目的成果在日本明德出版社正式出版。全书53万字，该书以马克思主义为指导，以宏观的视角和丰富的史料对20世纪中国民族问题的主要内容、重要事件及过程做了全景式的概述。该书完成了对中国20世纪百年来民族问题的通览性研究，这在民族问题研究领域尚属首次。全书坚持了理论研究和历史研究相结合的方法，以史实陈述为主，史论结合、观点明确。文中使用了大量文献资料，其中一些属于新近出版或发现的史料，十分珍贵。这些材料和具体论点可望成为以后相关研究的重要参考。
《20世纪的中国民族问题》（中文版）是中国社会科学院结项的重大课题成果，入选国家哲学社会科学文库，由中国社会科学出版社出版。该书由中国社会科学院民族学与人类学研究所王希恩主编，陈建樾、周竞红、张宗奇、李建国、木拉提・黑尼亚提、徐祗朋、张世霞等共同撰写。正文共十五章，分别是1、19-20世纪之交的中国民族问题；2、辛亥革命前后的外患和边疆危机；3、中国的民主革命与民族主义；4、军阀统治与民族问题；5、日本对华侵略及中日民族关系；6、民国政府的民族政策和制度；7、民族区域自治及新中国民族工作体制的探索与发展；8、少数民族和民族地区的发展问题；9、社会主义条件下涉及民族因素的矛盾和纠纷及调解；10、“两种民族主义”及民族工作中“左”的错误; 11、20世纪蒙古民族的分化与发展；12、 20世纪的“西藏问题”；13、新疆分裂主义问题及社会稳定；14、“台独”理论与民族分裂；15、20世纪的中华民族凝聚力。
《20世纪的中国民族问题》（日文版）受到“中华社会科学基金(Chinese Fund for the Humanities and Social Sciences)”资助，已进入日本主流发行传播渠道。明德出版社是日本著名的古籍出版社，主要涉及汉学研究、东方思想学研究、史学研究的综合性学术出版社，已出版《中国古典新书》（130卷）、《孔子全书》、《朱子学文献大系》、《王阳明全集》、《中国研究论丛》、《科学基础论研究》、《冈田武彦全集》等书籍。
目次
序論 - 9 -
1. 国外列強と中華民族との矛盾 - 11 -
2. 国内の民族関係問題 - 15 -
3. 民族発展のアンバランス問題 - 19 -
4. 民族分裂主義の問題 - 25 -
5. 民族問題を解決するための政策、体制問題 - 30 -
6. 民族主義と民族結束力の問題 - 37 –
第1章 19―20世紀の中国民族問題 - 43 -
1. 列強の侵略による民族危機 - 43 -
2. 社会大変革における満・漢矛盾 - 50 -
3. 清朝末の辺疆新政及び民族関係に対する影響 - 62 –
第2章 中国民主革命と民族主義 - 83 -
1. 中国民主革命と民族主義の共生 - 83 -
2. 民族主義に対する近代中国の主な政治派閥の解釈 - 90 -
3. 中国民主革命における民族主義の動員 - 110 -
4. 中国民族主義の国家構想 - 126 –
第3章 日本の中国侵略と中日民族関係 - 141 -
1. 日本軍国主義の台頭と「中日甲午戦争」 - 142 -
2. 日本の「満州国」策動と全面的な中国侵略戦争 - 150 -
3. 戦後の中日関係の回復と発展 - 158 -
4. 20世紀末、中日民族関係に存在する問題及びその影響 - 165 –
第4章 民国政府の民族政策及びその制度 - 173 -
1. 南京臨時政府における民族政策の主張 - 173 -
2. 北洋政府の民族事務管理体制及び民族政策 - 178 -
3. 国民政府の前十年における民族政策と制度 - 187 -
4. 抗日戦争時期における国民政府の民族政策 - 198 -
5. 抗日戦争後における国民政府の民族政策及びその実行 - 218 –
第5章 民族区域自治及び新中国民族事業体制の探索と発展 - 227 -
1. 「連邦制」から民族区域自治へ - 227 -
2. 民主革命時期における民族事業機構 - 246 -
3. 新中国における民族事業体制の確立及び挫折 - 253 -
4. 民族事業体制の復活、拡充と発展 - 274 -
第6章 少数民族及び民族地域の発展問題 - 301 -
1. 20世紀前半の一般的な発展状況 - 301 -
2. 民国時期の民族建設と開発 - 310 -
3. 社会変革中における飛躍 - 325 -
4. 試練の中での進歩 - 336 -
5. 改革・開放後の迅速な発展と貧富の格差 - 346 –
第7章 社会主義条件下における民族紛争及び調停 - 363 -
1. 新旧社会制度の転換過程における民族紛争 - 363 -
2. 社会主義計画経済時期における民族紛争 - 375 -
3. 社会主義市場経済における民族紛争 - 388 -
4. 多次元的な民族紛争解決のメカニズム - 400 –
第8章 「二つの民族主義」及び民族事業における「左」的誤り - 407 -
1.「二つの民族主義」に反対する理論的根拠及び民主革命時期における応用 - 407 -
2. 民族政策の大点検による大漢族主義の清算 - 414 -
3. 地方民族主義への反対と民族事業における盲目的な展開 - 420 -
4. 「民族問題の実質は階級問題」という提議とその影響 - 432 -
5. 「文化大革命」による民族事業の全面的な破壊 - 439 –
第9章 20世紀モンゴル民族の分化と発展 - 445 -
1. 外モンゴルの独立及びその国内外の要素 - 445 -
2. 内モンゴルの自治運動及びその民族区域自治 - 462 -
3. 20世紀後半の内・外モンゴル - 478 –
第10章 20世紀の「チベット問題」 - 495 -
1. チベットに対する近代列強の侵略と干渉 - 496 -
2. 民国政府のチベット管理 - 508 -
3. チベットの平和的解放と社会変革 - 523 -
4. 20世紀後半、チベット問題に対する外国の干渉 - 538 –
第11章 新疆分裂主義問題と社会安定 - 555 -
1. 汎テュルク主義、汎イスラム主義の台頭と新疆への浸透 - 555 -
2. 「東トルキスタン」分裂主義の第一回政治実践 - 563 -
3. 新疆の「三区革命」とその影響 - 567 -
4. 「ソ僑」問題と新疆辺境民の流出 - 575 -
5. 新中国建国後の「東トルキスタン」関連事件 - 582 -
6. 20世紀80、90年代後、激化する「東トルキスタン」の活動 - 590 -
7. 「東トルキスタン」分裂勢力に対する打撃とその効果 - 599 –
第12章 「台湾独立運動」の理論と民族分裂 - 603 -
1. 自治と非暴力抵抗―台湾議会設置請願運動に対する「台湾独立運動」論者の憶測 - 604 -
2. 「文化自治」と「台湾独立」―台湾での抗日運動の異なる路程 - 609 -
3. 台湾光復と「二・二八」―地方自治から「台湾独立運動」の「高度な自治」まで - 622 -
4. 「台湾民族」と中華民族―民族的アイデンティティの島内外での対峙 - 634 -
5. 文化復興から「台湾意識」論戦まで―「台湾独立運動」勢力の集結と氾濫 - 652 –
第13章 20世紀における中華民族の結束力 - 665 -
1.中華民族結束における伝統的な要素 - 665 -
2.中華民族アイデンティティの自覚 - 670 -
3.政治的中核と社会主流意識の選択 - 682 -
4.結束力の統合および基礎の更新 - 691 -
5.五四運動から抗日戦争の間の民族結束力 - 705 -
6.新中国建立初期の民族自信 - 712 –
7. 世紀末における愛国主義の高揚 - 714 –
終わりに - 723 –
（2018.11.28）
